ニュージーランド旅ブログ・真冬の6週間縦断⑪【パンケーキ岩とタラマカウ鉄道橋】

前話のパズルの答え: 【Lake Tekapo(テカポ湖)
これまでのあらすじ
3人でNZ縦断の旅を始めた僕らは、2週間の北島の旅を終え、フェリーで南島に渡った。その後、南島最北端の地やヒッピーの街を訪れ、雪山にも挑戦した。恐竜時代の植物が残るカラメアで意外な友人との再会を果たした僕らは西海岸を下り、旅をしながらクイーンズタウンを目指す・・・

プナカイキのビーチで
【11日目】

Pancake Rocks(パンケーキ岩)


パンケーキ岩は、『プナカイキ』にある不思議な層を奏でる岩山の名称で、西海岸はウェストポートグレイマウスのちょうど中間あたりに位置しています。またプナカイキは『パパロア国立公園』の一部で主な見どころです。
車は『Pancake Rocks Cafe』脇の駐車場か、『Paparoa NationalParkVisitor InformationCentre』付近の駐車スペーストに車を停め、そこから歩いて回ります。
規模としては、サッと見て回る程度なら30分ぐらい、じっくり観察して写真撮影など楽しみたいなら一時間ぐらいみておけばいいと思います。

パンケーキ岩はどのように形成されたか

今、私達が目に出来るパンケーキ岩の層は、3,000万年前に形成されたといわれています。海洋生物や植物の死骸が水面から2㎞下の海底に沈んだで出来たのです。
これら層は水中で強力な水圧によって形成され、徐々に起きた地震活動により海面にあった層が隆起され、姿を現した層のうち柔らかい部分は水や風などにより浸食され、固い層のみが現在の姿をかたどっています。そしてまさにその姿がパンケーキのようだとしてパンケーキ岩と名付けられたのです。

プナカイキ周辺のビーチ


パンケーキ岩を観る直前にビーチ沿いで車を停められる場所があったので思い立って、ビーチを歩いてみました。
すると、見てください!

これ全てムール貝ですよ~!
※帰り際に気付いたのですが、このムール貝、決められた量だけ持って行ってもいいと看板に書いてありました。僕らは夕食のことを考えていたので、袋いっぱいに頂いてしまいました、、。皆さん、気をつけましょう(笑)

この日の晩食は、ムール貝の酒蒸し、白ワインを使ったパスタとなりました。少しだけ取り過ぎてしまいましたが、美味しくいただきました。ごちそうさまです、感謝感謝。

この日の宿泊場所はなんとも奇妙な場所でした、、。
『BlackballDistrictCommunityCentre』と呼ばれる場所で、こちらもいつものように『Campermate』で見つけたのですが行ってみてびっくり。周りには全く街灯もなく、建物自体は古びれていて本当に気味が悪かったです。
建物二階には電気がついていたので、ドアをノックしてみる、、、
するとロック音楽が激しくかかった二階から誰かが降りてくるのが聞こえた。
何でしょう?」
30代前後に見える男が出てきて僕らに尋ねた
「いや、ここが宿だと見つけてキッチンだけでも使えないものかと思ってきたんですけど、、、」
「あ~!今ここね改装中で、俺達泊まりで工事してんのよ!もしよかったらキッチン使っていいし、宿泊代もいいから寒いし中に泊まって平気だよ!」 
初めは気味が悪かったが、ここに滞在する工事業者の人と会話を交わしたら僕らの緊張も嬉しいことに解けていった。
ということで、ありがたくキッチンも空き部屋も使わせてもらった僕らは、さらに暖房まで貸してもらうことに成功し、これまでにない暖かな夜を幽霊屋敷のような家で過ごしたのだった・・・
※ちなみにこの街は『Blackball』とう名で人口300人ほどの小さな町なのだが、名前の由来は昔、英国から到着した船名が由来となっていて、船員達が、この土地を借り石炭などを得るために鉱山として利用したいうことだった。
【12日目】

タラマカウ鉄道橋


この日は、特に予定も入れず移動日+のんびりや食料を調達しようということになった。それでも旅をしていると何かしら出来事とは向こうからやってくるものである。
是非、これを見て欲しい

これは『TaramakauRoad-RailBridge(タラマカウ鉄道橋)』と呼ばれ、西海岸のHokitikaとGreymouthの中間あたりにあるタラマカウ川を渡る橋である。
何が面白いってこの橋、列車と自動車共用、しかも一車線しかないないので、対向車線から車がなくなるのを待ったり、貨物列車の後をつけて走ったりすることもあるんです(笑) これがまた6号線のハイウェイだっていうんだからびっくりですよね。
わかりやすい動画を見つけたので、よかったら見てみてください。

※2017年7月時点、工事が始まっていてこの列車のレール脇に新たな橋がかけられる予定のようです。
この日は、『Woodstockhotel』というバーの駐車場に泊まらせてもらうことになった。1865年からある老舗のバーで、かつてはホテルだったようだ。ちなみに駐車場での宿泊は一人5ドルです。
店内は普通のバーなので、食事やお酒が注文できます。ここへの宿泊のおすすめポイントとしては、後の運転を考えなくていいので好きだけ呑めちゃいます(笑) ということで、この夜は気持ちよくなるまで呑んだ・・・

いよいよこの先は、人生に一度はいきたい
フォックス氷河フランツ・ジョセフ氷河に突入します!
お楽しみに~!!
続く
ニュージーランド旅ブログ・真冬の6週間縦断⑫南島編【Day13~14|ホキティカ渓谷とマセソン湖】

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