インド バックパッカー ブログ③【マハーバリプラム】


こんにちはTATSUです。
インド編3話目はマハーバリプラム【遺跡と彫刻】について書いていきます。
この街にはインド旅の中でも特別な思い出が沢山あります。
写真を見せながら町の様子をご案内する前に
簡単にマハーバリプラムについて簡単にまとめてみようかと思います。

マハーバリプラム

マハーバリプラムは、遺跡と彫刻、そして漁師の町です。「南インドの玄関口チェンナイ」から海岸線を南に約60km行ったところにあります。
小さな町ですが世界遺産があり見どころが多く、数日滞在しても飽きない魅力があります。
安宿やホテルも多くあるので、観光、旅の滞在地ともにおすすめです。
またサーフィンのスポットとしても知られています。

行き方


【チェンナイ⇒マハーバリプラムのアクセスです】
◇便利・おすすめ 直行バス   
94Rupee=約150円(2018年6月現在) 所要時間 約1時間20分
◇最安 ローカルバス
複数のルートがあるが、どれも直行バスより安い
色々なところを経由するので3時間近くかかる
◇数名で移動する場合は、キャブ(タクシー)もおすすめです。
※トラブル回避のため値段は乗り込む前に交渉しておきましょう

世界遺産【建造物群】

マハーバリプラムには30以上もの石窟寺院や石造寺院があります。
また1985年には、インド中世建築発祥の地として世界遺産にも登録されています。
中でも代表的なものは・・・

バターボール


By Dey.sandip [CCBY-SA 3.0 ], from Wikimedia Commons
バターボールをナイフで切ったような形の直径約10mの巨大岩。傾斜上に見事な形で静止していて、押してもびくとも動かない。かつてゾウを使って引いたが動かなかったという。

海岸寺院


7世紀から8世紀にかけて海辺に建てられた切石を積んで建立した石造寺院。海辺にあるため浸食での損傷や崩壊が危ぶまれている。

パンチャ・ラタ(5つのラタ)


photo by Jean-Pierre Dalbera
5つの石造寺院で成り立っている遺跡。一見言われないと気付かないが、5つの山車と牛やゾウをの彫刻は、一枚の岩から彫られている。

アルジュナの苦行


photo by Arian Zwegers
7世紀に一枚岩から掘り出した彫刻で、マハーバリプラムの世界遺産の代表作の一つ。
さて、それでは
マハーバリプラムの町を見ていきましょう!

Welcome to Mahabalipuram!
「まあ、ゆっくり見てってくんな~」

とりあえずは軽く観光観光っと!
パンチャパーンダパ・マンダパ窟(左奥に見える石窟の柱は大きな岩から掘り出されているようです。)

パンチャパーンダパ・マンダパ窟内
作名 【第一回世界蹴球大会印度優勝記念】
説明 7世紀、世界初に行われた、初のワールドカップでインドが優勝した時のチームメンバーをモデルに彫られたと云われています。
違います(笑)

パンチャパーンダパ・マンダパ窟内
牛の搾乳。神の恩恵よ永久にあれ・・・

スハラサヤナペルマル寺院 読むだけでも大変(笑)
さてと、、、
観光はこれぐらいにして
街を遊ぼう!!

おっ、地面にきれいな落書き発見!!
実はこれ、落書きではありません。
南インドにおける、ヒンドゥー教の女性による宗教のならわしで
『コーラム』と呼ばれています。
とてもクオリティの高い絵ですよね!
女神ラクシュミを祀る意味があり、南インドの女性達は
毎朝家の前の地面をきれいにしてからコーラムを描くのです。
そのデザインは、家紋のように家庭ごとに代々伝わるもので
『家庭に幸福を運ぶ』
そんな願いが込められています。
『へい、いらっしゃい!』

うおーーー!
なんて活かしたゾウさんなんだ
超かっちょえーーーー!!!
『こら!ゾウさんじゃねえ!オラはシヴァ神の妻パールヴァティーの子ガネーシャだぞオラ!』
え、、いや、ちょっと話が複雑でよく見えないんすけど(笑)
『仕方ねえな、教えてやるよ』 いや、尋ねてないんすけど、、、
ヒンドゥー教の授業が始まる(笑)

ヒンドゥーの神々 ガネーシャの自己紹介編

【登場人物】
・シヴァ神      破壊と再生の神、三大最高神の一人
・サティー      シヴァ神の嫁、ダクシャの娘
・ダクシャ       頑固おやじ
・パールヴァティー  シヴァ神の嫁(あれ?嫁が二人いるぞ?!)
・ガネーシャ     パールヴァティーの息子
・ヴィシュヌ神    維持神。位はシヴァ神と同じく三大最高神の一人

『昔々、それは遠い昔
そこには、ヒンドゥー教の3大最高神の一柱、シヴァ神がいたんだ
シヴァ神にはそれはきれいな嫁サティ-がいた
サティーはシヴァ神のことを心から慕っていた、愛していた
しかし、二人の間には大きな問題があったんだ
それは、サティーの頑固おやじダクシャだった
ダクシャはシヴァの事を決して認めなかった
シヴァのことを父ダクシャに認めてほしいサティーは
抗議を続けるんだが
結局その夢も叶わず
焼身自殺しちまったんだ・・・
事態を知った、シヴァ神は悲しみと怒りのあげく
狂った、狂ってあらゆるものを破壊した
それはもうちゃぶ台返しなんて次元じゃなかった
ついに頭がいかれちまったシヴァ神は
旅に出た、、
亡きサティーの遺体を連れて・・・
シヴァ神は、旅しては各都市を訪れ
訪れた都市を破壊した
ここで出てくるのが、三大最高神の一人 維持神ヴィシュヌ
これ以上シヴァ神の暴走を見ていられなかったヴィシュヌ神は
シヴァ神が連れていた
サティーの遺体を切り刻んだ
サティーの遺体は細かな破片となり
地に散った
破片が散った地は皆、聖地となり
土地の女神としてそれぞれ再生した
サティーの破片の一つは
ヒマラヤの神の娘、パールヴァティーとして生まれ変わり
シヴァ神の妃となったんだ・・・』

続く
⇒インド バックパッカーブログ④【遺跡と彫刻その2】

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