【基本】パーマカルチャー、、、とは?(これから学ぶあなたへ)


Oyvind Holmstad [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

日々目の前の仕事や家庭に追われる中、ふと自分たちの生活習慣を疑問に感じたりすることはないだろうか??

普段、口にしている牛肉や、豚肉、鶏肉などの肉は、どのような過程を経てスーパーに届くのか

大量の可燃ごみや再利用可能資源は、どれほど循環され、どれほどが地球のゴミそのものとなってるのか

建築現場などに使われる柱などの大量の木材がこの地球からなくなることはないのだろうか

我々が肉を食べ続けて動物たちが絶滅することはないのだろうか

コンビニなどで大量に利用されるプラスチックの包装や容器、その大量のゴミの行方は

汚染された海から来る魚たちを食べる人体への影響は

放射能汚染、野菜、動物、海、人間の食のサイクル

土から栄養を得る野菜、野菜を食べる私達、それではその野菜を食べた我々の排泄を水洗便所に流したら土のエネルギーはどうなってしまうのか(自然サイクルの循環)

携帯電話やパソコン、加えて電動自動車などに必要とされるリチウムイオン。中国やアメリカを中心とする異常の需要に応えざるを得ないコンゴなどアフリカ諸国の企業下で奴隷のように働くことを強制される10歳にも満たない子供達

ファストファッションなど必要以上の需要供給が発生する中で、最低時給で寝る間もなく働く発展途上国などの労働者階級者達

現代の生活は、各産業が分業され過ぎて、生活や需要供給の全体のサイクルがとても見えづらくできていますね。

 

本来の生活や身の回りのものごとの流れを観察するには、昔の日本の里山などをイメージするといいかもしれないですね。
食べものは自分たちで育て、あまった食料は、犬や家畜のエサとなっていた。
排泄物だって土地の肥やしとして循環していた。
水は山や川から汲み、日が暮れれば皆で囲んで火を焚き灯りと暖を得ていた。
着るものだって同じだ、昔は生地を仕入れては自宅で織られていた時代があった。
それがどうであろう、現代社会では多くの人が『働く時間』を『お金』という直接的にはなんの用も足さないものを得て、それを食料や衣服、その他娯楽などと両替をしている。
著者にとってはどうにも人間社会はシンプルな生活の循環を失ってしまったように思えてならない。

このような疑問を抱いている著者がパーマカルチャーというものに出会って、何か新しい人生の捉え方、見え方がここにあるかもしれない!

というわけで、おそらくこの記事を読んでいるあなたと同じであろう、パーマカルチャー初心者の目線で『パーマカルチャーとは?』という疑問をまとめてみました。

これからパーマカルチャーを学ぶあなたにとって少しでも価値ある情報をシェアして、価値ある時間を提供できればと思います。

パーマカルチャー とは

Permaculture Noosa
quotes:cooroyhall.org.au

パーマカルチャーとは、パーマネント(永続的な)+アグリカルチャ-(農業)もしくは、カルチャー(文化)を組み合わせた造語から生まれました。

パーマカルチャーの始まりはオーストラリアのビル・モリソンとデビット・ホルムグレンが初めに提案したとされ、祖、ビル・モリソンは、パーマカルチャーの目的を「地球を森で覆い尽くす」ことだと言い放ちました。

人類が永久に存在し続けるために、農薬などで土地を痛めずに自然の恩恵を最大限にしていく時代と考えられています。

パーマカルチャー=
【伝統的な農業の知恵】+【現代の科学的・技術的な知識】+【人間の精神や、社会構造をも包括した永続する文化】

パーマカルチャーの基本を理解するうえで大切な要素が3つあるといわれています。

①自然のシステムをよく観察・理解すること
②昔ながらの伝統的な生活(農業)の知恵を学ぶこと
③現代の技術的知識を融合させること

 

なぜ今、パーマカルチャーを始める人が増えているのか


quotes:greensgrow.org

ひとりが変わると世界が変わる

ここ数年、日本でもパーマカルチャーに興味を持つ人が急に増えてきたといわれています。

私もそしてあなたもそのひとりであるといえるでしょう。

このままではいけない、何か行動を起こさなければならない。と感じてきている人たちが増えているのでしょう。

パーマカルチャーとは、まさに一人一人の行動であり、同時にそれら行動の繋がりです。

地球上で一人ひとりが暮らし方を変えれば、とてつもない社会的な変革が達成できる可能性があるのです。

 

今から始められるパーマカルチャー

パーマカルチャーの実際にとりいれるために何が出来るのだろうか?

そう疑問に思うひとも多いはずです。

どうやら、パーマカルチャーというのは一つ一つのアクションでもあり、また全体的な概念であるようです。

具体的に僕たちが始められそうなことを、まとめてみました。

①ゴミをコンポストする
②太陽光や風力発電を実践する
③プラスチック袋を一切使わないようにする
④大量消費や廃棄を減らす暮らしを実践する
⑤バルコニーや屋上で、簡単な野菜を育ててみる
⑥近所の人たちとコミュニティガーデンを作ることで自然と触れ合える最適なスペースを創造する
⑦通勤通学の移動方法に自転車を取り入れること
⑧使い捨て容器に入ったお弁当や、コンビニで紙パックに入った飲み物やパンなどの食事をひかえる
⑨なるべく近郊農家から野菜を購入すること(地域経済の循環、無駄や輸送費を減らす)
⑩オーガニックやフェアートレードで生産された商品を購入することで、その国で環境的にも社会経済的にも意義のある活動をしている農業や農家をサポートすることになる
⑪塩や味噌など必要なものは必要な分だけ原材料から作り出すことで、不必要なゴミを出さずに低予算でより良い暮らす
⑫家具や服などのリサイクルやシェア
これはパーマカルチャーの実践のほんのひとつだと考えてください、他にも自分の身の回りにあるものを活かしたり、不要な物に多様性もたらすことで可能性はいくらでもあると思います。

パーマカルチャーの3つの倫理


quotes:permacultureprinciples.com

パーマカルチャーをデザインし、実践する上で基本となる価値観

①地球への配慮
地球の存在なしに、人間の存在はあり得ない。また、人間は大地の守り人。

②人への配慮
まずは一番近しい人への配慮、つまり自分自身。そしてすぐ隣にいる恋人、家族への配慮。さらに遠くの空の下、同じ地球の空気を吸っている人びとへ

③資源を共有する
他者から奪うことなく、分かち合う。 与え合う。

 

まとめ

ひとりが変わると世界が変わる

現在の生活に少しずつ配慮や工夫を加えることでパーマカルチャーを通して何か少しづつ変えていけそうな気がしませんか?

特にコンポストであったりとか、好きや野菜を庭やバルコニーなど出来るスペースから始めてみることは意外と始めやすいかなと思ったりしています。

パーマカルチャーを通して学び出会ったりとか生き方への新たな閃きが生まれるかもしれませんね☆

それでは最後までお読みいただきありがとうございます。

著者もパーマカルチャーを学ぶ中で記事を追記していこうと思っていますのでよろしくお願いいたします。

 

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